ここでは、改築しました『武田内科小児科クリニック』様子を写真や映像でご紹介いたします。
※写真をクリックすると大きな写真がご覧いただけます。
- Leeson Architects Webサイト Takeda Clinic Takeda Clinic landscape 旭硝子
ここでは、改築しました『武田内科小児科クリニック』様子を写真や映像でご紹介いたします。
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今回の改装のテーマは、都会にいながらも「安らぎの空間」を演出することにありました。無機質な外観になりがちな医療機関ですが、木のシルエットを思わせる模様を外壁にデフォルメすることで、自然の柔らかさを表現しました。スロープ外壁はコンクリートに木材を付けて、取り除くことによって、固いコンクリートに暖かみが生まれました。
受付は、葉のシルエットであしらい、落ち着いた雰囲気で、皆様のお具合をお聞きします。
葉の様にもミズバショウの様にも見えるロゴマークは、美しい自然を示す一方、大人の葉と子供の葉が寄りそい、重なったオレンジ色の部分はお互いを思いやるホスピタリティーを意味します。当院の目指す医療を表現しています。
サンゴをイメージしたキラキラした白壁、水滴をイメージした青くて丸い穴、クリオネのような照明。ここは海のゾーン。入り口にはクマノミやコバルトスズメなど、熱帯の海の魚が泳いでいるよ。魚の名前が書いてあるので、探してみよう。おもちゃで遊んで待っていてね。アニメのビデオも上映されているよ。
受付の前にはひとつの目の待合室があり、大きな窓から豊かなみどりと小川のせせらぎを一望出来ます。2つ目の待合室には、庭を一枚の絵の様に切り取った窓があります。小さなお子様は、森のキノコをあしらった椅子でお待ち下さい。どちらからも美しい音楽と季節のハイビジョン映像をお楽しみ頂けます。
診察室は内科系はグリーン、小児科系はオレンジがイメージカラーです。小児用に新たに診療待ちスペースを設けました。イメージはかわいい子供部屋を思わせるメルヘンゾーンです。診療までの移動をスムースにするため、診療前にはこのメルヘンゾーンに移動して頂きます。
今回の改装の大きなテーマは、待合室から庭園を望むことでした。先代より受け継いだ庭園の木々を出来るだけ生かし、水の流れを融合させることで、『安らぎの空間』が出来上がりました。春はしだれ桜やまぶしい新緑、夏は涼をよぶ小川のせせらぎ、秋はモミジの紅葉、冬の銀世界、夜はライトアップと四季折々の楽しみがあります。自然との出会いは一期一会です。
処置室とは反対側に、点滴室(空ゾーン)があります。リクライニングシートのスペースが2、ベッドが1、個室が1あります。リクライニングシートはネールアートなどで使用されているゆったりとしたもで、長い点滴でも疲れません。どこからでも庭を望め、見上げれば青い空に雲が流れています。
入り口に左にある部屋です。乳児健診、ご家族で来院の方に入って頂きます。インフルエンザなどの感染流行期には、点滴や発熱の患者さんにもご利用いただきます。この部屋には明るい窓はありませんが、キッズル-ムから優しい光が届き、幻想的な空間を創造してます。