このコーナーでは、主に院長撮影の風景写真を公開し、季節の話題を提供します。
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風薫る5月となり、クリニックの新緑も眩しい季節になりました。寒冷地の春は桜、新緑、入梅が一ヶ月足らずで駆け足で過ぎ去って行きます。瑞々しい新緑は何にも代え難い美しさです。
長野県上高地
上高地の新緑は5月下旬から6月上旬の2週間がbestです。梓川は雪解けの美しい水をたたえ、周囲の新緑も輝きます。穂高の残雪とのコラボレーションは日本を代表する光景ではないでしょうか。
上高地 2013-2022年 5月
田代池の植生が上にある15年前の写真と少々変わっていましたが、以前と変わらぬ神秘的な朝の光景でした。2017年に撮影した穂高連峰の写真は、新緑、残雪、青空と雲の状態が今までで一番良い条件でした。カメラも風景写真の定番ペンタックス67(ベルビア)よりペンタックス645D, フジフィルムGFX100sに変わっています。
青森県八甲田山 山麓
雪深い八甲田の春は、ブナ林の新緑で始まります。森では幹の温もりで根元の雪が融けて出来る根開きがみられます。雪は圧縮されていますので、上を歩いても足を捕われることはありません。雪面はオレンジ色の芽鱗で覆われ、春もみじとも言われています。世界遺産白神山地に代表される東北のブナの葉は大ぶりで、晴れた日の新緑の美しさは格別ですが、雨上がりで霧の立ちこめる森も実に神秘的です。近くには千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉や蔦温泉など温泉も豊富で、5月中旬が見頃となります。
群馬県万座温泉付近
以前、GWに立ち寄った万座温泉付近で見かけた池です。雪解けに群生するシラカンバが夕日を浴び、幻想的な光景が広がっていました。撮影機材はなく、思わずスマホで撮影しましが、見事な写真が撮れました。スマホのパンフォーカス(絞りが高く、全てにピントが合うこと)は中々のものです。
秋田県抱返り渓谷
関東では馴染みがありませんが、秋田県角館付近の美しい渓谷です。名の由来は、地形が非常に急峻で狭隘なために、人がすれ違うときに、互いを抱き合って振り返ったことに因むといわれます。秋の紅葉が有名ですが、5月の目映いばかりの新緑と水色の美しい川の色はいつまでも眺めていたい光景です。近くではカタクリの群生もみられます。
宮崎県高千穂峡
神々が降臨したと言い伝えられる神話と伝説の地、宮崎県高千穂。太古の昔、阿蘇山の火山活動によって噴出した溶岩が冷え固まり、五ヶ瀬川の侵食によってV字峡谷となった高千穂峡があります。浸食を受けて出来た柱状節理が美しい。峡谷に流れ落ちる日本の滝百選の一つである「真名井の滝」は、貸しボートで遊覧で近づくことが出来ます。陽光によって変貌する姿は実に神々しい光景です。
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