このコーナーでは、主に院長撮影の風景写真を公開し、季節の話題を提供します。
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寒かった冬も間もなく終わり、桜の咲く春がやって来ます。桜は毎年満開の時期が異なり、狙った桜のシャッターチャンスが休日になるとも限らず、なかなかいい写真が撮れません。それだけに、素晴らしい瞬間に出会えた時の感動はひとしおです。東京ではソメイヨシノが有名ですが、名木と呼ばれる桜は枝垂(しだれ)桜が多い様です。今回は秋田県角館、福島県三春町、山梨県韮崎市、奈良県宇陀、京都市西山善峯寺の枝垂桜、姫路城をご紹介します。お気に入りの桜がありましたら、お出かけ下さい。当院の庭には三春町から運んで26年になり、13年前の移植に耐えた枝垂桜があります。ソメイヨシノより一足早く満開を迎えます。今年はどの様な姿をみせてくれるのでしょうか。
福島県 三春町
三春町には樹齢1000年以上の有名な「滝桜」のほか、素晴らしい枝垂桜が沢山あります。ゆっくり見るには朝7時頃に到着することをお勧めします。お気に入りは『福聚寺のしだれ桜』と二本松市の『合戦場のしだれ桜』です。福聚寺のしだれ桜は桜のピンクと竹の緑のコントラストが美しいです。『合戦場のしだれ桜』は滝桜より人が少なく、青空をバックにした姿に圧倒されます。掲載の写真は、成田空港と羽田空港にあるものと同じ時に撮ったものの様です。満開で雲も美しく至福のひと時でした。誰もいなくなり、ひっそりと咲く『五斗蒔桜』にも心を打たれます。花びらが夕日を浴びて黄金色に輝きました。
秋田県 角館
角館佐竹家の二代目、義明の妻がお輿入れの際に京都三条西家から持ってきた嫁入り道具の中にあった3本の桜の苗木。それが元になり長い年月を受け継がれ、今日まで残る「角館のしだれ桜」になったと伝えられています。現在400本ほどあるしだれ桜の中で、162本が国の天然記念物に指定されています。
奈良県宇陀 又兵衛桜
京都市 善峯寺