
最も一般的な症状は“セキ”です。咳が続くと学校や職場、電車の中でも白い目でみられ、辛い気分になる方も多いと思います。長引く咳は、気管支喘息や肺炎の他、時には結核や肺ガンもあり、心配は尽きません。しかし、一般検査だけでは分からない場合もあり、経験と専門的知識(日本呼吸器学会専門医、日本感染症学会専門医)が必要となります。当院では、胸部エックス線撮影、呼吸機能検査、酸素濃度測定、外部委託のCT検査(随時)、場合によっては、非常勤講師として勤務している東京女子医大東医療センターで気管支鏡を行い、より詳細に調べて行きます。気管支喘息や近年問題となっているタバコによる肺気腫なども早期に診断し、発作も点滴にて加療します。また、当院は区内では殆どいない呼吸器身体障害者福祉法15条指定医による身体障害者の申請が出来ますので、万が一在宅酸素になっても当院で申請が可能です。肺炎も救急採血や種々の迅速検査などで当日診断し、点滴加療を行うことで軽症肺炎なら通院加療で十分可能です。